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練習曲 初級(1~5)

バイエル教則本

作曲者バイエル, フェルディナント(1806~1863)
出身国ドイツ
難易度初級1~4
形態一般型

概要・特色

初歩のピアノ教則本として、日本では最もよく知られているものです。昭和生まれ世代は、ピアノの練習はバイエルから始めた方が多いのではないでしょうか?

バイエルは1806年生まれ。同世代のドイツ人音楽家としてはメンデルスゾーン、シューマンらがいます。家庭の中でピアノを楽しむ市民層がひろがり、このような初級者向けの練習曲が必要とされたのでしょう。1850年に出版された『ピアノ奏法入門書(バイエルピアノ教則本)』は大きな成功をおさめ、当時の作曲家としては十分な収入を得ていたようです。

バイエル自身、この教則本は「ピアノをはじめて1~2年の間に必要な練習を、段階的に会得できるように書いた」と述べています。子どもだけではなく、大人が音楽の素養を身につけるための入門書になりうるとも述べているので、連弾など指導者・大人向けの内容が多いのにも合点がいきます。
楽典解説は少しだけありますので(あまり詳しくはありません)、「一般型+テキスト型」として使うことができます。


楽譜情報

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