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練習曲 上級(11~15)

ピシュナ 60の練習曲

作曲者ピシュナ,ヨセフ(1826~1896)
出身国チェコ
難易度上級11〜14
形態身体訓練特化型

概要・特色

モスクワ音楽院で教えていたピシュナが、生徒のために緻密な分析を重ねて作った練習課題です。
リストも称賛を惜しまなかったというドイツ人のピアニスト、エミール・フォン・ザウアーが校訂したことでも知られています。

現代のピアノ奏法に必要とされる技術的な要素(指の独立性、柔軟性、関節の強靭さ、各指間の拡張など)を、合理的・効率的に訓練できる素晴らしい本です。それぞれの課題の練習目標をしっかり意識し、日常的に使用することでテクニックの向上を短期間で実感できると思います。

楽譜情報

国内版では、全音楽譜出版社(下左)、音楽之友社(下右)から出版されています。

課題ごとに詳しい解説がついているのは全音版です。また、ピシュナの特徴として、「短いパッセージを半音上にどんどん移調させて弾く課題」があげられますが、全音版では移調部分も省略せず採譜されています。
自力で即座に移調できる方はどちらの版でも問題ないと思います。移調が苦手な方は全音版にしておいたほうが無難ですが、慣れてきたらなるべく楽譜を見ないで移調したほうが勉強になります(指、耳の訓練だけでなく、楽典知識も必要)。

特集・まとめ記事

こちらの記事で、ピアノ上級者向けにピシュナの効果的な使い方を解説しています。