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練習曲 中級(6~10)

ハノン ピアノ教本

作曲者アノン,シャルル ルイ(1819? 1820?~1900)
出身国フランス
難易度中級6~9
形態身体訓練特化型

概要・特色

ピアノの練習曲としては、日本で最もよく知られている教則本です。

「ハノン」という呼び方が日本では一般化されていますが、正しくは「アノン」(フランス人です)。
アノンは優れたオルガニスト・ピアニストとして活躍し、自らの豊富な演奏体験をもとにして60曲からなる練習曲、「ピアノの巨匠」(原題:Le Pianiste-Virtuose )を作曲しました。

第1部は「独立した強いタッチと敏捷性、各指の平均」を得るための練習、第2部は全調での音階、分散和音練習を含みます。第3部では同音連打、トリル、3度・6度・オクターブでの重音練習など、ピアノの技術上達には欠かせないものばかりです。

アノン自身、この60曲のエチュードについて、こう述べています。

それらを完全に自分のものとして、毎日この課題を繰り返せば、魔法にかかったように困難は消え失せてしまうだろう

≪Le Pianiste-Virtuose ≫より/Charles-Louis Hanon

反復練習が退屈で苦行のように思われがちですが、その練習がどのように実際の曲につながっていくのか理解できると楽しくなってきます。応用練習も用意されているので、上級になってもずっと使える必携の書。

楽譜情報

スタンダードなものとして、全音出版(青表紙)と音楽之友社版(白表紙)があります。
音楽之友社版は、解説がくわしくわかりやすいので、独学の方にもおすすめです。 

初心者のために、ハノンをやさしく練習できるようにした楽譜も出版されています。

特集・まとめ記事

その他、中級者向けの練習曲(ハノン教則本含む)について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。